去る9月22日、「秋彼岸会法要」を執り行いました。
この「秋彼岸会法要」も当山僧侶のみにて執り行い、例年通りお檀家の皆様のご先祖のご回向を申し上げました。
本堂前に、「おせがき法要」同様に「お焼香所」を設けました。
午前中からお墓参りの方を始め、多くの方がお焼香くださいました。
未だコロナ禍の収まらない不安な毎日が続いております。
このような状況下、考えることは沢山あるかとは思いますが、「お彼岸」は仏道修行の強化週間であり、特別な時間であります。
思いやりのある言葉や態度、労力や物、お金などを人に施す「布施」、約束や決まり事を守る「持戒」、我慢強く耐え忍ぶ「忍辱」、たゆまぬ努力を続ける「精進」、心を静かに、冷静に保つ「禅定」、正しい判断力を持つ、そのために学ぶ「智慧」が「六波羅蜜(ろくはらみつ)」と呼ばれる修行であります。
わずかに残ったこの「お彼岸」の数日、是非とも「六波羅蜜」を心に留めお過ごし頂けたらと思います。